光あるうち光の中を歩め

とにーの日記です

アイカツ!第3話 あなたをもっと知りたくて

※本記事はアイカツ全話視聴の個人的な備忘録ですのでネタバレを含みますのでこれから視聴してくれようとしてる方はご注意下さい。

 

この回は神崎美月のすごさを強調する回なので、あまり特筆すべきことはありませんでした(筆者は神崎美月のことをどうしても好きになれないまま5年が経過してしまいました)。

神崎美月の1日マネージャー権を勝ち取ったあおいは、早朝から美月専用の寮舎である「美月パレス」へと赴きます。早朝5時、美月の寝顔を見れると思ったあおいはすでに全開で起きていた美月に驚きます。そのころいちごはあきらめきれずに、美月の送迎車の陰で出発の時を伺います。そして隙をついて車の後部に乗り込むことに成功します。

これ、その行動力心臓が強すぎるだろってなりますが、当初の星宮いちごのイメージとして、分別のあまりついてない子供だけど、アイドルとしての天賦の才だけ備わっている…という位置づけだったのかもしれません。

現場について即バレしたいちごは学園へ返されそうになります。そこを美月は制止して一緒に同行することを認めます。いや、それじゃあおいの立場ないだろ…。でもあおいは嫌な顔一つせず、いちごの同行を受け入れます。本当にいい子ですね。あおいのいうアイドルの匂いというものが、アイドルとしての天性の素質であるということも何となくわかってきます。いちごを友達としてはもちろん、すでにアイドルとしても認めていて、ともに同じ経験を積み、さらに上のステージへ行きたいと本気で願っていたのです。この時点で。

美月のすごさを目の当たりにして、うーんやっぱり美月さんは天才ですな~。と1日を終えて振り返るふたり、帰寮後、美月のアイカツモバイルを預かりっぱなしだということに気づき、美月パレスへ赴きます。そこでふたりは深夜にも関わらずハードなトレーニングをする美月と、その激しいダンスレッスンの結果、床が削れてしまっているのを目撃します。美月は天才ではなく、努力する天才だった…ということです。

霧矢あおい同様、星宮いちごは天賦の才の持ち主であることを入試のオーディションで見抜いていた美月は、いちごを「おもしろい」と表現します。この子が努力すればきっと自分のところまで登ってくると確信したに違いありません。この時点で星宮いちごはバケモノじみた強さを秘めているキャラクターだと示唆されているわけです(後の展開を知っているから言えてしまうことですが…)。

並々ならぬ努力の上に成り立ったトップアイドル神崎美月、その事実を知ったいちごとあおいは自分たちに本当に必要なものを悟ります。

「わたしたちもどんなキツイ特訓だってやってさ、本当のトップアイドルを目指そう」
「うん、一緒にね」

いちごの決意に、あおいは「一緒にね」、と答えます。これを書いている時点でもう胸がいっぱいになるのは、これが見返しだからだといってしまえばそれまでですが、バケモノ・星宮いちごにはやはり人間・霧矢あおいが絶対的に必要であったことの証左にほかならない一言だと思ったからでもあります。

4話に続きます。