光あるうち光の中を歩め

とにーの日記です

アイカツ!第1話 私がアイドルになっても

※これはアイカツ全話視聴の個人的な備忘録ですのでネタバレを含みますのでこれから視聴してくれようとしてる方はご注意下さい。

 

また、一度は視聴している作品ですがものすごくフラットな気持ちで疑問などを書き記していきます。知ってるとはいえ、知らないつもりで書き記している所もあるので、お前一回見たんちゃうんか?みたいな所もあるかとは思いますが、どうかご了承ください。

 

おしゃもじをマイクにもちかえて

星宮いちごは中学一年生。母の営むお弁当屋さんで将来は母と共にお弁当屋をするのが夢。

そんな中いちごの弟らいちは、トップアイドルの神崎美月にご執心。ライブになかなか行けないというと、いちごは翌日アイドルに詳しい同級生の霧矢あおいに相談します。

この時、いちごとあおいの関係はどこまで深かったのかは不明ですが、名前を呼び捨てで呼び合う位の仲ということは見て取れます。いちごにアイドルの話題を振られたあおいは、ここでその代名詞的セリフの

 

「穏やかじゃないわね」

 

を早速発します。

あおいは、アイドルに詳しいというか、本人曰くアイドルを研究対象としている、まあドルオタなわけです。早速「布教用」と称する神崎美月の切り抜きコレクションをらいちに渡し、らいちのこころを鷲掴みにします。この時点でらいちはあおいのこと「姐さん」呼ばわりし始めます。1話にして霧矢あおいのキャラの土台は既に完成したと言っても過言ではないほど、グイグイ物語を推し進めていきます。

あおいは、神崎美月のライブのチケットを3枚偶然手に入れており、星宮姉弟をライブに誘います。もしこの時、そのチケットがなければ、もしくは2枚しかなかったら、このあとのアイカツの世界での歴史は大きく変わっていたかもしれない位の超ターニングポイントがここでした。

神崎美月のライブを、神崎美月のスペシャルアピールを見たいちごは、その夜眠れなくなるほどの衝撃を受けます。それはある意味必然ではあるのですが(これは後にわかる事ですが、アイドルの血が騒いだからとも言えます)彼女の中で何かが変わったきっかけになりました。

しばらくして、あおいはある学校のパンフレットをいちごに見せます。それはスターライト学園の編入試験の案内でした。

 

「持ち替えるのよ、おしゃもじをマイクに!」

 

これも、アイカツを象徴するセリフとなります。星宮いちごは、お弁当屋さんからアイドルへ、夢をシフトチェンジするのです。

ただ、少し逡巡します。そこへお母さんの星宮りんご(最近ご懐妊をされた能登麻美子さんがCVをされています)が、やりたいならやってみなさいと後押ししてくれます。いちごは決意します。

そこからあおいと編入試験に向けてトレーニングの日々。そして試験当日、戸惑いながらもステージ審査で堂々とスペシャルアピールを決めます。そのステージを見ていた学園長と神崎美月、試験でスペシャルアピールを出せるのは稀であること、楽しみな逸材が入ってきたことを示唆します。かくして、いちごとあおいは無事編入試験に合格。

そんな喜ぶふたりを見ていたひとりのスターライト学園生が、

 

「やれやれ…仲良しでいられるのも今のうちだよ…」

 

と、吐き捨てるように呟いて去っていくところで1話は終了です。誰なんですかねこの人、随分上からというか、いやらしい物言いでしたね(改めて見返すとやはり笑ってしまう面白い登場です)。

こうして、アイドルの1歩を踏み出すにあたり、やはりその立役者としての霧矢あおいの存在はかなりというか、ほとんどを担っていたのだなあと改めて感じました。ここからふたりの関係がどうなっていくのか、霧矢あおいが好きな自分の私情も含めつつ改めて考察していければと思います。

 

第2話に続きます。