光あるうち光の中を歩め

とにーの日記です

アイカツ5thフェスティバル DAY1(その2)

ライブパート

生アフレコのコーナーが終わった時点で、自分が大好きだったキャラクターの服部ユウちゃん含む、フェスに参加していないアイドルが場内アナウンスをしてくれます。それによるとまだ半分も経っていないとのこと。体感はあっという間なのですがかなり充実した時間だったのでとてもうれしいアナウンスとなりました。いよいよライブパートです。

もう何度も述べているのですが、アイカツシリーズはキャラクターを演じる声優さんと、ステージシーンで歌を歌唱する歌唱担当が別々というスタイルの作品でした。最新作のアイカツフレンズからは声優さんが歌唱担当も兼ねるようになりました。つまり、それまでは一人のキャラクターに声優さんと歌唱担当の二人が命を吹き込んでいたわけです。このアイカツフェスでは声優と歌唱担当がはじめて一堂に会するイベントなわけです。これが何を意味するのか、このライブパートで明らかになります。

アリスブルーのキス」という曲があります。これはアイカツ!の劇中に主人公たちが通うスターライト学園の用務員のアルバイト青年(後になぜか先生に出世します)のバンドが歌う曲で、アイカツ!内では唯一男子の歌唱する曲でした。当然、ライブ等で歌われることはなかったのですが、この曲のイントロが流れたときの盛り上がりはすさまじいものがありました。ここでしか聴けない!という思いを会場の誰もが感じていたのだと思います。

それだけではなく、驚きはさらに続きます。

歌唱担当と声優が一緒に担当するキャラクターの歌を披露してくれるというアイカツファンすべてが夢にまでみたコラボレーションがここから展開していきます。

声優さん、歌唱担当、そしてキャラクター。その三者がステージに存在しているのです。 

石濱氏はアイカツシリーズの多くの楽曲を手がけたコンポーザーです。氏のおっしゃるとおり、客席から見える景色はそれまでのアイカツというコンテンツのすべてが凝縮されていたステージだったと感じます。

珠璃も凛も三人確かにいたよ…。

それは、アイドルが切磋琢磨してトップアイドルを目指すストーリーを、声優さんが、歌唱担当が自ら物語の枠を飛び越え、それを体現しているさまをまさに目撃しているからだと思います。これはアイカツとの5年という時間の中で間違いなく一番幸福な時間でした。 

私は沼倉愛美さんという声優さんが好きです。これも好きなコンテンツであるアイドルマスターで推しのキャラクターである我那覇響のCVを担当していたりするのですが、アイカツでは600歳の吸血鬼キャラアイドルの藤堂ユリカちゃんのCVを担当しておりました。ユリカちゃんの曲といえばロック調の名曲「硝子ドール」なのですが、これを沼倉さんがいきなり歌い始めたときは本当に呼吸が止まって死ぬかと思いました。ちなみに硝子ドールはこんな曲です。

この動画では歌唱担当が歌っているのですが、沼倉さんの歌唱もまたとても心のこもった、キャラクターへの愛にあふれていたように感じます。

 

その後も夢のようなコラボレーションが続き、激しく感激の波に殴られ続けた私はどこかふわふわしたままDAY1はフィナーレを迎えます。 

フェス中は何度も涙を流しました。感動し、時に自分の思い出も重ねながら。

そして翌日への期待を胸に帰路につきました。